4時間足の基本的な仕組み
XMTradingにおける4時間足(H4)は、為替相場やCFD商品において短期から中期の値動きを把握するために多用される時間軸です。ローソク足1本が4時間分の値動きを表しており、トレンドの流れを捉えやすく、また短期足よりもノイズが少ないことから、多くのトレーダーに活用されています。特にスキャルピングやデイトレードとスイングトレードの中間に位置する戦略を立てる際に有効です。
XMTradingでのサーバー時間と確定時刻
XMTradingのMT4やMT5で採用されているサーバー時間は「GMT+2(サマータイム時はGMT+3)」に設定されています。4時間足のローソク足が確定する時刻は、このサーバー時間に基づいて決まります。そのため、取引環境を日本時間で利用する場合には、サーバー時間との時差を正確に把握することが必須です。
日本時間での4時間足確定タイミング
サーバー時間がGMT+2の場合、日本時間との時差は+7時間です。サマータイム期間(GMT+3)では+6時間となります。したがって、例えばサーバー時間で0時に始まる4時間足は、日本時間では午前7時(またはサマータイム時は午前6時)にスタートし、午前11時(またはサマータイム時は午前10時)に確定します。以降も同様に4時間ごとに確定時間が決まっていきます。
1日の4時間足確定時刻(日本時間・標準時)
標準時(GMT+2)の場合、日本時間での4時間足確定は以下の通りです。
- 07:00開始 → 11:00確定
- 11:00開始 → 15:00確定
- 15:00開始 → 19:00確定
- 19:00開始 → 23:00確定
- 23:00開始 → 翌03:00確定
- 03:00開始 → 翌07:00確定
サマータイム期間中の確定時刻
サマータイム(GMT+3)適用時には、1時間前倒しとなります。
- 06:00開始 → 10:00確定
- 10:00開始 → 14:00確定
- 14:00開始 → 18:00確定
- 18:00開始 → 22:00確定
- 22:00開始 → 翌02:00確定
- 02:00開始 → 翌06:00確定
ローソク足確定の重要性
ローソク足は確定するまでに形が大きく変化します。確定前の値動きで判断を誤ると、ダマシに引っかかる可能性が高くなります。そのため、確定時刻を意識してエントリーや決済の判断を行うことが極めて重要です。特にサポート・レジスタンスラインやトレンドラインを基準にしたテクニカル分析では、確定後のローソク足の形状を基にした判断が信頼性を高めます。
4時間足を活用した戦略
4時間足は短期と中期のバランスを取れるため、多くの戦略で利用可能です。
- トレンドフォロー型:確定ローソク足でブレイクを確認してから順張りエントリー。
- レンジ戦略型:確定した長いヒゲを利用して逆張りエントリー。
- スイングトレード型:日足と組み合わせ、4時間足でエントリーポイントを精査。
確定時間を活かす実践例
たとえば、東京市場が終わる15時確定の4時間足は、欧州勢参入直前の重要な判断材料となります。また、ニューヨーク時間が本格化する23時確定のローソク足は、一日の主要な方向性を示すことが多いため、トレーダーにとって必見のポイントです。
XMTradingでの時間管理の注意点
トレーダーが気をつけるべきは、サマータイムの切り替えによって確定時刻がずれる点です。3月末から10月末にかけてはサマータイムが適用されるため、必ず日本時間換算を確認しておく必要があります。また、経済指標発表時刻と4時間足の確定タイミングが重なる場合、急激な値動きが生じやすいためリスク管理が必須です。
まとめ
XMTradingの4時間足はサーバー時間を基準として確定するため、日本時間に換算して把握することが欠かせません。標準時では11時、15時、19時、23時、翌3時、翌7時に確定し、サマータイムでは10時、14時、18時、22時、翌2時、翌6時に確定します。ローソク足は確定後にこそ信頼性が高まるため、確定時間を基準にトレード戦略を立てることが利益を安定させる鍵となります。