XMにおけるゴールド取引の基本
XMでは通貨ペアだけでなく、ゴールド(XAUUSD)を対象としたCFD取引が可能でございます。ゴールドは投資家やトレーダーから非常に人気のある資産であり、世界情勢やインフレ、ドル指数などの影響を強く受けるため、値動きが大きく短期トレードに適した商品といえます。XMにおけるゴールド取引はFXと同様にロット単位で行われ、その中でも「1ロット」は特に多くのトレーダーが注目する基準でございます。
1ロットの定義と取引数量
XMにおけるゴールドの1ロットは「100オンス」に相当いたします。つまり、XAUUSDにおける1ロットを取引する場合、100トロイオンスの金を売買することと同じ意味になります。たとえばゴールド価格が1,900ドルの場合、1ロットの契約総額は 190,000ドル となり、そのレバレッジ活用によって実際の必要証拠金が決定いたします。
証拠金の計算方法
XMでは最大レバレッジが1,000倍(口座種類や銘柄により異なる)に設定されております。仮にレバレッジ500倍で取引する場合、以下のように必要証拠金が算出されます。
- ゴールド価格:1,900ドル
- 1ロット数量:100オンス
- 契約総額:190,000ドル
- レバレッジ500倍:190,000 ÷ 500 = 380ドル
このように高レバレッジを利用することで、比較的少ない証拠金で大きな取引を行えるのが特徴でございます。
損益計算の仕組み
ゴールド取引における損益は、1オンスあたりの値動きによって計算されます。1ロットは100オンスですので、1ドルの値動きがあると100ドルの損益が発生いたします。具体的には以下の通りです。
- ゴールドが1ドル上昇 → +100ドルの利益
- ゴールドが1ドル下落 → -100ドルの損失
値動きが10ドルあるだけで1,000ドルの損益差が出るため、ハイリスク・ハイリターンの性質を持っております。
スプレッドと取引コスト
XMではスタンダード口座、マイクロ口座、ゼロ口座などによってスプレッドや手数料が異なります。一般的にゴールドのスプレッドは2ドル前後であり、ゼロ口座の場合はスプレッドが狭い代わりに別途手数料が発生いたします。取引スタイルや資金量に応じて口座を選択することが重要でございます。
ゴールド取引の特徴
ゴールドは「有事の金」と呼ばれる通り、株式市場や為替市場のリスクが高まる局面で買われやすい傾向がございます。米ドルとの逆相関性が強いため、ドル安局面では上昇しやすく、ドル高局面では下落しやすい傾向にあります。また、経済指標やFRBの金融政策に大きく反応しやすく、短期トレードと長期投資の両方で利用されております。
リスク管理の重要性
1ロット取引は少額の値動きでも大きな損益を生み出すため、リスク管理が極めて重要でございます。損切りラインを明確に設定し、資金管理ルールを徹底することで、急激な相場変動による大きな損失を回避することが可能です。特に初心者の方は、まずは0.1ロットや0.01ロットといった少額取引で慣れることを推奨いたします。
まとめ
XMにおけるゴールド1ロットは100オンスに相当し、少額の値動きでも大きな損益を生み出す取引単位でございます。証拠金計算や損益計算の仕組みを理解し、レバレッジと資金管理を適切に行うことで、安全かつ効率的なゴールド取引が可能になります。